メキシコで起業する際に気をつけるべき3つのこと

最近は専ら夕立の雨が酷く、外出する気も失せるし飲食店を営む身として雨季は大敵。もうすぐすれば雨季も終え、気持ちの良い天気が続くはずなので、それを祈る毎日です。祈ってばかりじゃご飯が食べれないので(笑)、相変わらずメキシコと日本を行き来しながら一生懸命仕事してます、Encounterの西側です。最近は色んな仕事も増えてきました。Encounterの事業内容についても一度、ブログ書いて紹介しようと思っています(いつまでも何やってるか怪しいやつだと思われたくないし 笑)。ただ、一つ言えるのは、encounterがメキシコ国内で徐々に存在感を見せる企業に成長してるということ。引き続き頑張ります。

 

ある日のメキシコシティでのミーティング風景

 

 

一般的な日本人の方々にとっては需要のある内容のブログでないことは、重々承知した上で記事のタイトルにある文章をツラツラと書きたいと思います。このタイトルに惹かれて記事を読んでくださる方なんておられるのでしょうか。。甚だ疑問ですがこうしてキーボードを叩いています。誰かのためになればと・・深夜につらつらと・・。

 

僕はメキシコにずっといるイメージがあると思いますが、メキシコの法人は株式会社Encounter Japanという会社の子会社であり、今も日本法人の経営も行なっています。因みにメキシコには子会社のEncounter de Mexico Japon S.A de C.Vという名の会社を経営しています。

 

海外で会社経営する上で、経営者としての気質や覚悟、能力など必要な要素は多々あると思っていますが、今回はそれらを満たしていた前提で、現地での会社設立、設立後に必要だと僕が感じたことを紹介したいと思います。

現地人パートナーの必要性
メキシコで日本法人が会社を立ち上げる際に、その他国であるように現地パートナーが一定の割合を出資する必要はありません。100%日本法人、個人の資本での会社設立がメキシコでは可能です。法人の”設立”だけで言えば、代表者が労働ビザを立ち上げ時に取得しておく必要はありません(メキシコ国内の州ごとに法律が違いますが、Encounterが本店としたグアナファトでは取得時にビザを持ってない場合でも立ち上げは可能でした)。設立するに当たって、煩雑な作業は生じるので覚悟は必要です(笑)。 

 

法人を設立する際に、法人形態や定款の内容などについて熟知する必要がある中で、「俺スペイン語得意だから!」「ビジネスレベルで読み書きできるから!」というレベルでは不十分です。ネイティブじゃないと間違いなく全体像を理解できません。日本語での日常会話は十分話せて、冗談も言えるような外国人でもビジネスシーンでのメールや、定款の内容について簡単に理解出来ないのと同様です。ここは噛み砕いて説明してくれる、現地人の存在が十分に必要だと思っています。

 

Encounterの場合では、子会社の役員になったRaul Juarezことハイロの存在はやっぱり大きくて、僕たち日本人には解決出来ない、理解出来ないことに立ち向かって、問題の解決をしてくれるのが非常に心強いです。

 

夜中までよく頑張る真面目なハイロ君です。encounterの縁の下の力持ち人材。

 

 

日本語はまだ全然喋れませんが、「お疲れ様です」の発音は完璧に近くなってきた(笑)

 

 

会社設立をすると決意した場合は、設立前に信頼出来るパートナーをじっくり探す、選ぶ時間を確保すると良いかもしれません。これは設立時だけでなく、事業が走り出した時にも大きな差になります。僕の場合は学生時代からの共通の友人を介してハイロと出会いました。 

 

会社設立、口座開設に掛かる時間は膨大
よし!会社をやろう!日本で会社を設立した時には、司法書士にお願いして2週間くらいで出来たし、銀行口座も、銀行の担当者曰く1週間で出来るみたいだし! 

 

そんなお気楽なマインドは一旦、捨てましょう。メキシコはスケジュール物事が進みません。これはマジです。大事なので、もう一度言います。スケジュール通り物事は進みません(勿論、大企業の進出の場合にはこの程度であればスムーズに物事が進みますが・・)。

 

「4月に会社を立ち上げて、書類も全て4月末には届け出を出して、と考えると6月には会社の口座が出来上がるな」そんなことを僕も設立当初、考えていましたが、この甘い考えのせいで、対企業のビジネスの際に、振込を受けようとも受けられない状況を作ってしまい、困ったことがありました。 

 

思ったように物事が進みません・・

  

口座開設の際には労働ビザが必要となるので、労働ビザを取得してない場合は企業の口座が作れないので、結局は労働ビザの獲得は現地で事業を行う上で必須ということになります。 

 

メキシコで一念発起し、商売してやるんだ!という強い思いでメキシコに来ても、当初は設立に関する事務作業や情報収集に追われ、中々本筋の事業に注力出来ないため、ある程度こちらに来る際には覚悟した方が良いでしょう。

 

ちなみに、あくまで参考までにですが、僕の場合は法人設立の準備から口座開設までに掛かった時間は約半年間です・・。 

 

 

 

税務と会計制度の理解
よっしゃー取り敢えず会社できたぜ!営業、営業!
というのはごもっともなんですが、売上を出すのが間違いなく重要なんですが、メキシコの税務、会計は非常に特殊かつ複雑であり、狂気的です・・(苦笑) 

 

先ず、月次決算の作業を行う必要が生じます。日本法人の場合では設立後、1年経って漸く、会計士とのやりとりを始めて、決算の準備にかかる方も多いと思います。ですが、メキシコでは毎月の月次決算をする必要があり、その作業に追われることになるのですが、何より僕が頭を抱えているのがIVAと呼ばれる消費税です。メキシコの消費税は食産品など一部の商品、サービスを除き16%の消費税が存在します。この消費税の支払を、月次で行う必要があるのです。キャッシュフローの理解や財務の知識とセンスは必要不可欠だと思います(会社経営する上で世界中で必要だと思うけど、メキシコはよりそれが必要じゃないかと思います)。

 

メキシコの税務・会計は難しい・・

なので、売上が先月経ったから、パーっと使って個人用に車を買おうー!なんてことをしてキャッシュ残高がないと(単純にいうとですよ)、翌月には売上に付随した16%の消費税の支払義務が生じて、キャッシュが回らない・・!なんて事態に陥ります。 

 

法人税も30%と、日本と比較して割高である点も理解しておくべきことでしょう。また領収書は全て電子化されており、ペーパーの領収書やレシートでは経費精算出来ないことも、必ず知っておくべきことです。 

 

人件費や地代が安いこと、この前のブログで紹介した通り、チャンスは多く魅力的であるメキシコですが、抑えるべきところは抑えないと、転けてしまう恐れがあります(自戒も込めて 笑)。

 

それでもメキシコで一旗あげたい

色んな大変なことやトラブルもありますが、僕はそれでも「世界中で縁を繋ぎ、縁を結ぶ」という企業理念の下、「2020年にメキシコで最も存在感ある企業」を目指し仲間たちと努力していく覚悟です。 

中々Web上にも落ちてない、ここら辺のメキシコ事情ですが、今後も自分が半べそかきながら経験したことをブログで書いていこうと思っています。  

他にもこんな記事書いてください!とかあればぜひリクエスト下さい。次回は気が向けば、”仕事”や”ビジネスシーン”上でのメキシコ人と日本人の違いを書きたいと思います。

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西側 赳史

西側 赳史

持ち味はモロッコの輪投げ屋生活で身につけた度胸と、本場ラテン仕込みのサルサ。株式会社Encounter JapanのCEOです。
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