インターン生 原田岳とメキシコで過ごした日々

3月5日、春の陽気を感じれると期待しながら、アメリカン航空の機内で今、この文章を書いています。実に4か月振りの日本。メキシコ最終日の夜に、しこたま飲んだDon Julioのテキーラのせいか、あまり体調が良くないが機体の飛行が落ち着いてるため、どうにかなりそうだ。

 

2016年2月に、新しく渋谷Encounterのスタッフとしてjoinし、Tokyo Divertidoの初代インターン生としても働いてくれるという大学生と出会った。僕は2015年の4月から、約10か月振りに日本に丁度帰国した頃だった。

 

彼の名前は原田岳(通称: ガク)。彼は僕が経営者になって初めての、任期を全うしたインターン生です。SNSのプロフィール画像変更頻度の多さに関しては女々しさを感じるが、それ以外は男気溢れる若き男だ。そんな彼に焦点を置いてこのブログを書いている、岳が俺より先に死なない限り、岳メインのブログは今日で最後となるでしょう(笑)。

 

ちょうどガクに会った日。1年ちょっと前。僕も含めて若いです。

 

2016年2月からガクは僕と一緒に渋谷で仕事を始めた。会社を立ち上げて間もない中、ただでさえ0→1の仕事ばかりに挑戦してるところ、インターン生に何を任せればいいのか。何の仕事をさせるべきなのか分からなかった、正直。変化があるのは唯一、資本金が目減りしていくという事実だけで、毎日の仕事はドラスティックな打ち合わせや事件が起きるわけでなく、平々凡々としていたのだが、我武者羅に動いていた当時の僕。それでも「社長!」と勢いよくついてきてくれた岳。

 

渋谷Cafe & Bar Encounterでは、バーテンダーとしての経験やスキル、その愛されるキャラクターで沢山の人々にすぐ愛され、スタッフやメンバーからも可愛がられる存在になった、というより俺が出会った時には既にそんな存在だった。いつしか岳がいないと渋谷Encounterって回るの?お客さん来なくなるんじゃない、ってくらいの存在になっていた。

 

他のインターン生が、勉強やら何やらで忙しい忙しいと言ってる中で、ガクだけはいつも暇そうだった(笑)。暇そうというと言葉が悪いかもしれないが、岳からは貪欲に仕事を学びたい、成長したいという気概を感じた。だから僕もいろんな打ち合わせに岳を同席させた。大使館のお偉いさんに対して「今日はお前がプレゼンしろー」というと、プルプル震えながら汗ダラダラな日もあった。一緒にタバコを吸いながら渋谷のカフェでコーヒーを啜った日々が懐かしい。渋谷のシェアオフィスがある屋上で二人、コンクリートジャングルのど真ん中で紫煙を燻らせたことも思い出深い。

 

2016年の旅祭では、7000人を超える動員イベントで、メインバーを務めたEncounterでしたが、このイベントではガクが責任者として指揮をとりました。2日間徹夜してでも30名を超えるメンバーを束ねて、トラブルなく良い結果を残すことが出来たことも彼の自身に大きく繋がったと思う。

 

そして2016年8月より、休学していたガクは現金1万円を握りしめてメキシコに飛び立った。そんな彼は明日3月6日、半年間の任期を終え、メキシコから日本に帰国する。大往生だ。

 

到着3日後とか。鬼調子乗ってる。

 

 

詳細は書けないが、自分が続けてきた仕事を通じて、新規案件を獲得し、案件を自分でマネージして完成させ、大きな売上に繋げた。これ結構凄いことだと思います。この一連の流れ、世の中の社会人の何%が経験したことがあるでしょうか。本当に、よくやったと思う。そりゃあまだまだ未熟だけども、精一杯背伸びして戦ったと思う。

 

当初、ガクは「語学を身に付けたいんす!」と鼻息荒く僕に言い寄ってきた。「Web関係の仕事もしたいんす!」と詰め寄った。僕は「何がやりたくてどうなりたいねんお前は!」という言葉は飲み込んだ。

 

だけど、日が経っても経っても、スペイン語は全く伸びない。こいつホンマに勉強してんのかな、ってくらい伸びない。メキシコでは、スペイン語が話せないと仕事の幅が圧倒的に狭まる。あいつ自身は明言しなかったが、どこかのタイミングでスペイン語の学習を諦め、自分の得意分野を伸ばすことにシフトチェンジしたと思う(笑)。

 

僕は日本、メキシコシティ、グアナファトを仕事で定期的に行き来してる。グアナファトにはシュンこと島田俊一郎を始め、インターン生が3人。日本側には沢山仲間がいる。辛いことも喜びも共有出来る仲間がいるのといないのは、モチベーションを保つ上で大きく関わってくる。

 

「疲れたね」→「飲みに行こうか」
「腹減ったね」→「なんか食いに行こうか」

 

些細なことでも、ハイタッチ出来る相手がいるから、頑張れる。
だけど、メキシコシティのオフィスにはガクと僕しかいない。常駐者はガクしかいないと言っても過言ではない。相談出来る相手も、仕事仲間もいない中、異国の地でストイックに仕事に打ち込める精神力を持ち合わせる男は稀だ。

 

岳は、寂しくて、不安で、自分の方向性に悩み、自身の立ち位置に戸惑ったこともあると思う。そんな中で、やりきった、そして結果を残したということに対して僕は評価している。本当にお疲れ様!

 

帰国する前のEncounterメキシコ支部 vacationにて

 

ガクとの出会い、そして仕事を通じて色んなことを学び、手に入れた。経営者としての面白みも再確認出来た。

 

一生付き合いたい、と思える仲間と同じ釜の飯を食い、
「明日」笑える、酒のツマミになるような、共有出来る思い出と感情を生み出し、
「また必ず日本で」と言って実際に再会出来る居場所が僕たちにはある。

 

旅人、海外駐在員、海外生活をしてる方は分かってくれると思うのだが、海外で出会った人との時間は日本での時間より、より色濃く心に残り、密度の高いものになるなと。

 

正社員、インターン生問わず、一緒に働けるメンバーが増えることは、心から喜ばしいことだなと思います。経営者としては、そりゃぁ固定費が増え、教育コストや時間なども掛かるし決してデメリットがないわけじゃないが、お客さん含め、仕事を通じて新しく出会える人との縁、仕事の面白さはこれに尽きると思っています。

 

ガクと一緒に仕事が出来て、色んな思い出と出会いと時間を共有できたことは、僕の人生にとって大いに実りある出来事でした。

正直、メキシコシティのオフィスにガクがいないことは心から寂しい。4月にメキシコシティからオフィスに戻った時、ガクがいつものように「あー、おかえりなさいー!」と声をかけてくれないことが寂しい。

なんか恋愛きな臭くなって気持ち悪さが出てきた(笑)。がしかし、半年近くを半同棲し、生活、仕事を共にすると家族同然の存在になったわな(笑)。

 

取り敢えず、渋谷Encounterで再会することを楽しみにしてます。

という超個人的なメッセージ性の強いブログでした。

 

PS: メキシコでインターンしたい、やる気ある男女いれば連絡ください。スペイン語出来る人は大歓迎です。
info@encounter-japan.com

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西側 赳史

西側 赳史

持ち味はモロッコの輪投げ屋生活で身につけた度胸と、本場ラテン仕込みのサルサ。株式会社Encounter JapanのCEOです。
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